10年後に仕事を失ってしまう人。
もちろん、ひと言で断定することが乱暴なのは重々承知ですが、10年後に仕事を失ってしまう人の多くに、ほぼほぼ当てはまる共通点はあると思っています。それが、表情が暗い人です。あるいは、不機嫌な顔をしている人。
変化のスピードが早い時代は、「経験」というものはあっという間に価値を持たなくなり、「技術」や「知識」はAI(人工知能)が人間を圧倒していく時代になる。そして、この記事を読んでいる方がわたしと同じミドル世代であれば、若手が鋭い感性を持って、目の前に現れてきたりもする。
そんな中で、どうやって生き残っていくか?
それは「人に必要とされる人」であり続けること、だと思っています。もっと言うと、一緒にいたい人になることです。もちろん、AIにはない技術や知識、経験を持つことは大事。でも人とのつながりが、それ以上に価値を持つ時代になると思うのです。
打ち合わせをしていても、交流会や飲み会に行っても、どんなシーンでも、表情が暗い人(そして、話の話題が暗い人)は意外と多かったりします。言うまでもなく、そういう人は一緒にいても楽しくないし、一緒に仕事をしたいとは思われない…。
そう、10年後に仕事を失ってしまう人は、一緒にいても楽しくないと思われる人、です。その一緒にいたくない人と思われる人で、例外なく当てはまる人が、表情が暗い人。そんな表情になっている自分を冷静に自覚するときはいつも、「そんな表情の人と一緒に仕事をしても、楽しくないよ!」と自分に言い聞かせるようにしています。
人前に出たときは、目の前に鏡があるようなイメージで、自分がどんな表情をしているかを客観視してみる…結構暗い顔、していませんか?