昨日、ツイッターでこんなことをつぶやきました。
堀潤さんの「伝える人になろう講座」は、とてもいい本です。これから情報発信を学びたい学生さんには特にオススメしたい。
— 大牧圭吾|ニッポン手仕事図鑑 (@by_waterman) 2018年4月1日
「大きい主語」より「小さい主語」。
「オピニオン」より「ファクト」。
ニッポン手仕事図鑑の映像も、ここにこだわっています。#堀潤#伝える人になろう講座 pic.twitter.com/vdcaEmV4rX
情報発信を学びたいという学生さんが周囲に結構多いので、何か教える上でのヒントが見つかるといいなぁと買って読んでいたのですが、学生向けのヒントが見つかるどころか、自分自身にもたくさんの学びを与えてくれる1冊でした。
その本の中で、特に堀さんが何度も書かれていることがあります。それが、このふたつの基本。
「大きい主語」より「小さい主語」。
「オピニオン(意見)」より「ファクト(事実)」。
詳しくは本書をお読みいただきたいのですが、たとえば、「被災地は~」という“大きな主語”で語ってしまうことが多々ありますが、すでにある程度まで復興した町で仕事もしている人もいれば、まだ仮設住宅で暮らしていて、仕事が見つからない人もいる。大きな主語で「被災地は〜」と語ってしまうと、“事実が事実ではなくなってしまう”こともある。だからこそ、「◯◯地区に暮らす◯◯さんは〜」というように、できるだけ「小さな主語」で情報を伝えていくことが大事だとおっしゃっています。
ニッポン手仕事図鑑の映像も、この考え方に同じです。
◯◯職人と言っても、地域も違えば、売上げや工房の規模も違う。もっとストレートに書くと、同じ◯◯職人でも、儲かっている職人さんもいれば、経済的に余裕のない職人さんもいる。それをひと言で、「◯◯職人は~」と語ってしまうと、情報としての価値はないわけです。
「大きい主語」より「小さい主語」。
今後も本当、大切にしていきたいと思います。
「オピニオン(意見)」より「ファクト(事実)」について?
こちらはぜひ、本書をお読みください。