少し煽り気味のタイトルをつけましたが、ご容赦いただき…。
今日は結果が出せない30代、40代が、意識しているようで、実は意識できていないことについて。
それは、思考や行動、そして発言が「他人事」になってしまうということ。
たとえば、会社のあるプロジェクト。
同じ社歴の、同じポジションで、同じ役割を任されたAさんとBさんがいるとします。ふたりに大きなスキルの差はない。
しかし、Aさんは「リーダーのあの人が、指示を出してくれる」と考えて行動をしていて、Bさんは「自分が任されたプロジェクト」と考えて行動している。当然のことながら、思考や行動、発言がまったく異なります。その結果、出せる成果に大きな差が出て、未来も残酷なまでに変わる。そう、スキルに大きな差はないのに…。
「他人事」を、「自分事」に変える力。
上司やクライアントに怒られたとき、自分はどんな言葉を発したか? ちょっと思い出してみてください。その言葉はもしかすると、“他人事”だからこそ出てしまう言葉かもしれない。それがわかるからこそ、怒った相手はさらに怒ってしまうのかも…。
姿勢として大切なのは、自分が最後の責任を取るポジションになったつもりで、考えて、行動をしてみること。とても大事なことです。
さらに言うと、他人が出した成果ですらも、「自分事」として喜べるくらいになって、広い意味での仲間を巻き込める力をつけないと、これからの時代を生き抜いていくことは難しい。人口が減ってマーケットが縮小し、AIなどのテクノロジーがさらに進化する時代だからこそ、雇用する企業も仕事をくれるクライアントも、「他人事」で仕事をする人はいらないのです。