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「ロールモデルがいない苦しさ」と、ロールモデルの探し方

昨日の記事でも書きましたが、「ふたりごと文庫」のインタビュー記事の取材があり、「灯台もと暮らし」編集長の伊佐知美さんとお会いさせていただきました。
お話を伺う中で、いくつもの印象的なフレーズが飛び出してきたのですが、その中からひとつ、個人的にハッとして、考えさせられたフレーズを紹介させていただきます。

 

「ロールモデルがいない苦しさ」

 

この言葉に、ハッとしました。
私自身、常に「ロールモデル」と呼べる人が近くにいたし、ありがたいことに、次から次へと、ロールモデルと呼べる人たちが目の前に現れてきてくれました。だから、ロールモデルがいるのが、“当たり前”でした。

 

でも、ロールモデルと呼べる人がいない…という人もいる。
そして、そんな存在がいないことで、チャレンジする勇気が出なかったり、道に迷ってしまったりして、苦しんでしまうこともある。そう、ロールモデルの存在は、時に心の支えになり、時に自分を突き動かすエネルギーになる。だから、いないと苦しくなることがある。

 

今はロールモデルと呼べる存在が身近にいて、活躍されている伊佐さんですが、その当時を振り返り、「苦しい…」と表現したのは、とても説得力がありました。

 

このように書くと、「じゃ、ロールモデルって、どうやって探すの?」という話になりますが、正攻法なんてありません。出会えるかどうかは、運命だと言ってもいいくらいにコントロールできないものです。だから、とにかく動いて、いろいろな場所へ足を運び、たくさんの人に会ってみるしかない。ロールモデルと出会える可能性は、出会う人の数に比例して高くなるからです。

 

それでも見つからなかったら、少し遠くの存在の憧れの人をロールモデルにしてみてください。私も勝手に、松浦弥太郎さん、小山薫堂さんなどをロールモデルにしていますが、その存在を日々意識するだけで、ブレそうになる自分の軸を支えてくれたり、心を救ってくれたりもしますので。