与えられた仕事やミッションに対して、「あいつは、頭がキレる!」と評価される人と、「あいつは、完全に思考が停止しているなぁ…」と評価されてしまう人がいます。
その違いはシンプルに、「地図を描いているかどうか」の違いです。
頭がキレる人は、どんな仕事やミッションを与えられたときも、ゴールを思い浮かべることができる。ここに行けばいいんだとわかっているから、行動も判断も迷いがない。間違った道に進んでしまっても、間違っているとわかるから、「頭がキレる」と評価され、「危機管理能力も高い」と評価もされる。
それに対して、「思考停止状態」と評価される人は、ゴールがまったく見えていない…。だから、行き先を告げられないタクシーのようなもので、一歩目も踏み出せず、行動も鈍くなり、右か左かの判断も迷い、決断もできない。間違った道に進んでも、そもそもどこに向かっているかもわからないから、正しいかどうかも判断できず、いつしか頭も体も動かなくなる…。結果、「思考停止状態」と評価されることに…。
頭がキレる人になるための第一歩は、どんな小さな仕事でも、常に「ゴールはどこか?」をイメージしながら、仕事(=行動や判断)をすること。
たとえば、「◯◯を調べて!」と指示されたとき、言われたままにインターネットや書籍で◯◯を調べはじめてしまう人は、思考停止状態。そんな小さな仕事にだって、ゴールはあるのです。この調べ物という仕事のゴールはどこにあるのか? という地図を手にしてから行動をはじめないと、実はもうゴールに着いているのに、そこをゴールだと気づけないので、延々と調べ物を続けてしまったりするのです。そんな人がどのように評価されるか、言うまでもありません…。
頭がキレる人は、仕事の大小を問わず、いつもゴールが見えているのです。
今やっている仕事のゴール、見えていますか?
地図を持たずに、動きはじめていませんか?