自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

これからの時代のマネージャーや人事担当者には、「変換力」というスキルが求められる

すべての「弱点」がそうだとは言いませんが、ある視点から見た「弱点」が、別の視点から見ると「強み」になったりすることは多々あります。

 

私も見習い、身につけたいのですが、人に慕われるマネージャーやリーダーの多くは、目の前にいる“人材の「弱点」を、「強み」に変換できる力”がとても優れています。
たとえば、あれもこれもと興味の対象が散漫になり、ひとつのことに全力を注げない人を、好奇心が旺盛で、視野が広いという強みで見てあげたり、石橋を叩きすぎてしまい、なかなか行動に移せない人を、徹底的に確認ができるという強みで見てあげたり…。

 

そう、とにかく「弱点」を、パッと「強み」に変換できるのです。

 

これはマネージャーやリーダーだけではなく、これからの時代の人事担当者にも求められるスキルです。有効求人倍率がバブル期並み(これは数字のマジックですが、また後日改めて…)だと言われ、人材不足倒産が現実的になりはじめた企業が増え、人手不足がさらに深刻になっていくこれからは、企業が求める「強み」を持った人材と出会える可能性は、かなり低いと言わざるを得ない…。であれば、「弱点」を「強み」に変換してあげて、能力を最大限に引き出してあげることができなければ、企業が成長することはもちろん、成果を上げることもできないのです。

 

ダメ出しをされるような、一見すると「弱点」に見られるようなことが、実はその人の「強み」かもしれない。
「弱点」を「強み」に上手に変換してあげる“目=変換力”を持つこと。それがこれからの時代のマネージャーや人事担当者に、求められるスキルだと思うのです。