ニッポン手仕事図鑑やこのブログで知ってもらい、「1度会ってみたい!」とおっしゃってくれる方が増えました。
新しい出会いは、やっぱり素晴らしいもので、たくさんの刺激を受けられますし、学びも得られるし、新しい価値観に触れる機会にもなるので、こういったご連絡は本当にありがたい。4月にはそんな一報をくれた若者が、社員になってもくれました。勇気を出して踏み出した小さな一歩が、人生を大きく変えることはやっぱりあるんだな、と、改めて実感する出来事でした。
そして今日、ふとしたことがきっかけで、私に会いに来てくれた人たちのことを振り返ることがありました。
そのときに見つけた、ひとつの共通点。
それは「小さな一歩を踏み出すために、ポンっと背中を押してほしい人」です。
私自身は、そんな人の背中を押せているという自覚はありません。
ですが、私の過去の失敗談を聞いて、背中を押してもらえた! と言ってくれる人もいれば、今まさにチャレンジしていることについての話を聞いて、背中を押されたと言ってくれる人もいます。
そう、小さな一歩を踏み出すのは、結構難しい。
よくよく思い返してみたら、自分自身、自力で小さな一歩を踏み出せていたように思っていましたが、誰かにソッと、ポンっと背中を教えてもらえたからこそ、小さな一歩を踏み出せていたな、と。そして意外にも、ポンッと背中を押してくれた人は、身近な人ではなく、“適度な距離感がある人”だったな、と。勇気をくれるのは、結構意外な“あの人”なのかもしれません。
明日から金曜日までの3日間、職人さんの撮影で愛知県、三重県、岐阜県を巡っています。せっかくの機会なので、私もポンっと背中を押してくれる人に会いに行ってこようと思います。次の一歩を踏み出すための、勇気をもらいに。