自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

これからの時代の「中小企業」の求人戦略

「今、本当に困っていて…。どうやって採用を強化すればいいのか…」
ここ最近、よく話題になるのが、企業(特に中小企業)の「採用」の話です。

 

若い人材が不足していて、しかも大手企業が積極的に採用をし、大学生の内定率も急上昇している今、中小企業の求人活動は「最重要課題」と言っても大げさではありません。昨日登壇をさせていただいたイベントのトークセッションでも、ニッポン手仕事図鑑はどのように採用活動をどうしているのかを、ファシリテーターの方から質問をされました。

 

実は3年前、私たちも映像やWEBのクリエイターの求人情報を出しても、なかなか人材が集まらず、本当に採用には苦労をしていました…。
でも今では、仲間に優秀なビデオグラファーが6名いて、WEBクリエイターの応募も増えてきました。ニッポン手仕事図鑑の新サービスのお手伝いをしたいという人からの連絡もかなり多く、新設した「鹿角クリエイティブオフィス」でも、市役所の方からも合格点をもらえる数の応募があります。

 

では、3年前と今では、何が違うのか?
ニッポン手仕事図鑑の活動に共感をして、一緒にやりたい! と言ってくれる人が増えたからです。

 

一緒のトークセッションを行った原田左官工業所の原田宗亮さんもおっしゃっていましたが、今の時代はこれまでのやり方で採用活動をしていても厳しい…。
大切なのは、共感されるビジョンを描き、真摯に活動をして、その活動の様子を地道にブログやSNSで発信し、“じっくりじわじわ”と共感の輪を広めていくしかない。

 

求人サイトで募集をすれば、人が集まってきて、その中から選べばいいという時代ではもうありません。誰もが(特に中小企業は)採用活動で楽ができないことはわかっているはずです。地道にコツコツとやるしかないのです。そう、やるかやらないか。

 

偉そうに書きましたが、正直ニッポン手仕事図鑑もまだまだです。でも、原田左官工業所さんは、将来性のある企業だと思いました。
そう、本当の意味で安定をしていて、将来性のある企業とは、今現在の業績では判断ができない。共感されるビジョンを描けるか、そして真摯に活動をしているか、その活動を地道に発信し、共感している人が増えているか。
見るべきは、そこだと思うのです。