先週、大学生4人と鹿角市に「企業視察ツアー」へ行ったのですが、そのときに何よりも驚かされたのは、大学生たちの観察力の高さと写真を撮る感性です。
地元企業や町を観察していると、“目の付け所”にハッとさせられることが幾度となくあり、写真を撮るポイントや構図に関心させられることが本当に多く…。「これが、若い感性というものなのか…」と思ったりもしましたが、ただよくよく考えてみると、他の同世代の学生や社会人とも接する機会がありますが、全員が全員、観察力や写真のレベルが高いわけではない。
では、何が違うのか?
それは、「発信をしよう!」という意識です。
大学生たちはとにかく印象に残る写真、面白い写真を撮り、インスタグラム等で発信して、鹿角市を知ってもらおうという気持ちが強かった。
さらには、出発前にニッポン手仕事図鑑内の「ふたりごと文庫」で、はじめてのコラム執筆に挑戦することが決まり、そして現地では「鹿角で感じたことを、ラジオ番組で語ってほしい!」とお願いをされ…。
とにかく大学生たちは、写真で、ラジオで、コラムでと、“アウトプットを前提とした”インプットをしまくった。結果、写真を撮る感性はもちろん、観察力も急激に磨かれていったわけです。
アウトプットする場所(機会)があるから、インプットの精度も高まる。
観察力や感性を磨いていくために、特に若い人は、発信する場所を持つことが大切です。改めて大学生たちから、インプットにおける「アウトプットの重要性」を教えてもらいました。