自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「優秀な人」「一緒に働きたい人」の見極め方

新しいメンバーを増やしたり、自社の(他部署の)最終面接の審査に参加したり、他社の採用活動の相談を受けたり…。ここ最近は「人」を見る機会が多かったりします。

 

人口が確実に減少する日本。優秀な人材の争奪戦は過去にないくらいに激化していて、この2〜3年での採用活動が間違いなく、企業の未来を大きく左右します。今、企業の実力と魅力を、社員と一緒に上げていくことができなければ、もう人が集まらない企業になってしまうからです…。働き手が余剰だった時代なら人は集まっても、人材不足の時代はそんなに甘くないのです。ここを真剣に、危機感を持って考えない企業は、確実に淘汰されます。これは断言できます。

 

それはさておき、優秀な人材とは何でしょうか?
あくまでも私の中での「優秀」の定義は、もちろん学歴などではなく、自分から積極的に動く行動力があって、自分の可能性を信じることができる人。さらに書くと、文章を書く(=伝える力)がある人であれば、もうバッチリです。

 

しかし、優秀で、一緒に働きたい人かどうかを、面接などですぐに見極めることは難しい…。
でも、見極めなければならない。どうやって? 私はここを見ています。

 

「この人は、自分と他人を“比べたがる”人か?」

 

自分を、“他人とばかり比べたがる人”は、結局自信(=自分がやってきたことへの自負や、自分自身の可能性を信じる力、チャレンジ精神)がない。
そういう人を「ダメだ!」と一刀両断するつもりはないのですが、今の私が働く環境には合いませんし、一緒に働きたいとは思えないのです。

 

もちろん、自分と他人を比べることも、必要なことです。
でも、自分に自信がある人は、自分を他人と“ばかり”比べたりはしません。どちらかというと、今の自分と、過去の自分をいつも比べている。

 

だから、面接だけでなく、外部のビジネスパートナーのことも社員のことも、「この人は、今の自分と過去の自分を比べる人か? 自分と他人を“ついつい”比べてしまう人か?」を観察しています。自分と他人を“比べたがる”人は、積極的に動く行動力もなく、自分の可能性を信じることもできないので、一緒に仕事をしていても楽しくないからです。