私が書いた企画書の中には、相手の心にしっかりと響いてくれた企画書もあれば、まったく心に響かなかった企画書もあります。
その違いは何か?
答えはとてもシンプルで、「面倒なことをやったかどうかの違い」です。
企画書だけでなく、プレゼンにもテクニックや経験は重要な当然必要ですが、一番大切なのは、面倒なことから逃げないかどうか、だと思っています。想いをしっかりと届けるようとすると、そこにはいつも、“面倒くさい”がついてくるのです。
「“もう少し”わかりやすく、丁寧に文章を書いてあげれば~」
「“もう少し”具体的なデータがあれば~」
「“もう少し”写真や図で表現してあげれば~」
その“もう少し”をやるか、やらないか。
私も人のことは言えず、ダメな企画書を書いていますが、世の中のほとんどの企画書が本当に意味で伝わらないと言われるのは、テクニックや経験が足りないのではなく、そのもっと基本の、“もう少し”相手のために、という面倒くさい手間暇が足りないからです。そう、テクニックや経験を語るのは、面倒な手間暇を掛けてからの話だということです。
自分の想いが伝わらないと悩んでいる人は、「想いを伝えるには、面倒がつきものだ」ということを忘れず、あえて面倒なことをしてみてください。
私もこれから書く企画書は、相手のことを想いつつ、面倒なことから逃げず、頑張ってつくっていこうと思います。