「若い人材が集まらなくてね…」
「若い人がどんどん町を離れていってしまってね…」
そんなふうに嘆く企業や過疎化が進む町が、日本には想像以上に多くあります。
なぜ、その会社を去っていくのか?
なぜ、その町を出ていくのか?
なぜ、若者が集まらないのか?
その理由を聞いてみると、結構な割合でこんな答えが返ってきたりします。
「ここには、夢がない…」
そう、若者だけではなく、人はただお金をもらえて、人間関係にもそこそこ満足できて、おいしい食べ物が食べられる環境にあっても、満足できなかったりします。
やっぱり夢を見たいし、人生を楽しみたいし、人や世の中に役立っていると実感をしたい。
それらが感じられない場所には、本当に人が集まらない時代になったと、私自身は実感しています。
日本はこれから、人口がどんどん減っていきます。それは間違いありません。
企業も町も、人が集まるところが残り、人が集まらない場所が“消滅”していきます。
ただ普通に生きていければ、人は満足できるか?
いや、たぶん、それはない。こんな時代だからこそ、「夢を見たい」という人が多いような気がします。みんな、恥ずかしくて口に出そうとしませんが…。
人を集めたい企業や町に一番足りないものは何か? と考えていて、今現在の自分が出した答えが、「夢」だったという話でした。