自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

便利さを求めた結果、失ってしまうものがある

私がプロモーションのお手伝いをさせていただいている「クロシング」や、今いろいろな人がオススメをしているシリコンバレー発祥のオンライン学習プラットフォーム「Udemy」、安定した人気がある「ストリートアカデミー」等、パソコンやスマホがあれば、どこにいても勉強ができる素晴らしいサービスが、次から次へと登場しています。学べる機会が増えることは、とても喜ばしいことです。

 

でも…。

 

私は今、地方の魅力や職人の手仕事の素晴らしさを、映像で伝える仕事をしています。日々映像という表現方法の凄さを実感する反面、とても悲しいことですが、“映像で伝えることの限界”も強く感じています。
地方の魅力は、その場所に行かないとやっぱりわからない。職人技の凄さやその人柄の魅力は、実際に会ってみないとわからない。そう、映像ではすべては伝えられないのです。

 

それと同様に、誰かに何かを教わるということも、映像やオンラインのプラットフォームでは、限界があります。教える人が同じなら、どんな方法で学んでも同じ…というわけではありません。ライブだからこそ、伝わってくるものがあるし、得られる学びがある。自分自身の経験で言わせてもらうと、パソコンの前で学ぶことと、ライブで学ぶことは、得られるものの大きさが全然違います。

 

これは、学ぶことの話に限りません。便利さを求めると、失っているものが必ずあります。
本屋ではなく、アマゾンで本を買うこと。近くの商店街でなく、ネットスーパーで買い物をすること。旅先でカーナビを使うこと。少し考えると、失っているものがあることに気づくはずです。

 

便利さを求めると、失っているものがある。
だから、自分が便利を求めたときに、「何か失ってしまっているものはないか?」と問いかけてみることが大事。それだけで、日々の生活の充実度も自分の成長も、大きく変わるはずです。