カナダにあるウォータールー大学が、学生を対象にして「片手だけで論文を入力したらどうなるか?」という実験をしたそうです。
その結果は何と、「文章が上手くなる」だったそうで…。
理由はまだ解明できていないそうなのですが、ゆっくりと“強制的に書かされる”ことで、その間にふさわしい表現や言葉選びができるからではないか? ということのようです。言い換えると、みんな書くスピードが早過ぎて、ちゃんと考えて書いていないんじゃないか? ということです…。
確かに今の人はPCでのブラインドタッチも早く、スマホでは凄まじいスピードで入力をしていきます。その間に、文章をじっくりと考えて書いているとは言えないかもしれません…。早さ=頭の回転と言われますが、文章においては「早さ=思考を停止させている原因になっているかもしれない」。これは結構、怖いことです。
以前このブログの記事で、ゆっくりと読むことで、文章が上手な人の句読点のリズムや表現のわかりやすさ、漢字とひらながの使い分けなど、文章を上手くなるヒントが得られると書きました。これは間違いなく効果がある、個人的にはオススメの文章力アップをアップさせるトレーニング方法です。
このような自分自身の経験と、ウォータールー大学の研究結果からほぼ確信したのは、文章が苦手な人は、書くのも読むのも「ゆっくり」を意識してみるべきだ! ということ。これできっと、文章力がアップするはずです。ぜひお試しください。