ニッポン手仕事図鑑の研修旅行の初日が終了しました(連日同じネタで恐縮です…)。
朝の5時に富山県高岡市に到着して、24時間営業のスーパー銭湯で仮眠をとったあと、5名のカメラマンたちは一斉に担当する職人さんの工房へ向かいました。そして、つい先ほど撮影終了。ほとんど丸1日密着して、撮影をしました。
私はそれぞれの現場を巡回していたのですが、現場を回る前にはあるひとつの不安を抱えていました。
それは、スキルに差が出ないか、です。
職人さんを撮影してきた経験値も違えば、カメラマンとしてのキャリアも違う5人。10本の映像をニッポン手仕事図鑑でつくるということは、そのクオリティにバラつきがあるのはマズい…。正直、それが不安でした。
で、1日終えてみて思ったのは、くだらない心配をしていたな、と。
撮り方も5人5色。職人さんとのコミュニケーションも5人5色。他のメンバーと劣る部分もあれば、それぞれにキラリと光る個性がある。仕上がった映像に差は出ますが、ひとつ断言できるのは、それはスキルの差ではなく、個性。現場を見ていて確信したのは、ひとりひとりが自分の個性を全開に出して、映像を仕上げてくれるということです。だから今は不安もなく、どんな映像が仕上がるか楽しみでしかたありません。
スキルが不安になり、キラリと光る個性を見失う。現場の責任者として、恥ずかしいばかりです…。