自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「ためる」よりも「つかう」を心がける

昨日の日経新聞に、「新社会人 お金3ヵ条」というタイトルの記事が掲載されていました。記事のメインテーマは「ため癖をつける」。

 

確かに先が見えない時代ですから、お金を「ためる」ことは大切なことです。それは否定しません。でも個人的には、「つかう」ことも同時に学ばなければ、あまり意味がないと思っています。

 

「つかう」ことを知らず、「ため癖をつける」という癖だけが“染みついて”しまうと、いざというときに使えなくなってしまうことがあります。お金を使うことが怖くなってしまうといいましょうか…。
浪費はもちろん避けるべきですが、使うべきときに使えなくなる癖がついてしまうと、本当に人生を損してしまいます。だからこそ、「ためる」と同時に、「つかう」を学ぶことは大切です。ぜひ新社会人の方には、有意義なお金の使い方を知っている上司や先輩をつかまえて、使い方を学んでほしいな、と。

 

これはお金だけでなく、スキルや知識も同じです。
スキルを身につけて、知識をインプットする方法を学んでも、使い方を学んでいない(あるいは知らない)人が多いように感じることがあります。インプットばかりしていて、アウトプットしていない人は意外に多いような…。

 

たとえば、ビジネス書を読んでコミュニケーション術を学んでも、いつどこで、どのように使えばいいのかがピンと来ていない人もいます。そう、知っているだけで、行動ができない…。身近に使い方を教えてくれる人がいなければ、自分で行動してみて、失敗をしながら学ぶしかありません。ためているだけではダメです。と書いておきながら、自分自身も身につけたスキルや知識を使いこなせていないという自覚があるので、偉そうには言えませんが…。

 

お金もスキルも知識も情報も、「ためる」ことを覚えると同時に、「つかう」ことも覚える。いざ、勝負どころが来たときのために。つかうときは、迷わずすぐにつかうべきです。

 

というわけで、今年自分が身につけたスキルや知識を1回棚卸しして、それを使いこなせているかを検証をしてみたいと思います。意外にもったいないことになっていることも、あるかもしれないな、と。