ビジネス誌の手帳特集が好きなので、最新号の『日経ビジネス[アソシエ]』を購入しました。いきなり本題から逸れますが、今号は特別付録として万年筆がついています。大好きなwatermanがやっぱり一番しっくりきますが、雑誌の付録にしては書き心地がいいな、と。トライアルで万年筆を使ってみたい方にはいいかもしれません。
さて、本題です。
その号の巻頭インタビューでは、セブンイレブン・ジャパンの社長が出ていて、「セブンイレブンの失敗の歴史」について語られていました。
大ヒットしているコーヒーも失敗の連続で、現在のコーヒーマシンは4代目。ここに至るまでには時間が経過すると味が落ちてしまったりするなど、今の味に行き着くまでに何度も失敗を繰り返してきたそうです。その他にも直巻おにぎりが発売当初まったく売れなかったり、インタビューに出られていた井坂社長が担当した冷し中華も、役員試食で11連敗をしたとか…。
でも、妥協せず、逃げなかったことで、今のヒット商品は生まれた。セブンイレブンには失敗を失敗と捉えない企業文化があるそうです。素晴らしいです。
偶然、同じ号の連載コラムで、DeNA創業者の南場会長や星野リゾートの星野社長も、「次につながる失敗」について語られていましたが、多くの失敗を語れる人、あるいは企業にこそ、明るい未来はあるのかもしれません。誰かが言っていましたが、成長するためには失敗という「栄養」が不可欠だからです。だから、失敗は多ければ多いほどいい。
そういえば、私が尊敬する仕事ができる人たちも、失敗を語らせたら止まらない人が多いような気がします。 今年もあと3ヶ月を切りました。もうひとつくらい、語れる失敗ができるくらいの、大きなチャレンジをしたいな、と。