以前、アットランダムに「2つの単語」をピックアップし、ひとつのビジネスを考えるという「トレーニング方法」を紹介しました。たとえば、「車」と「ハサミ」だったら、「移動式の床屋さん」というように。ソフトバンクの孫さんは毎日、このトレーニングを続けていたという記事を読んだことがありますので、少しは発想力を高めるヒントになると思います。
このトレーニングもいいのですが、もうひとつ別のトレーニングを紹介します。
まず、「3つ」の単語をアットランダムにピックアップします。2つではなく、3つ。そして、その3つの言葉を「つなげる言葉=共通点」を探し出します。
たとえば今、目の前にセブンイレブンの「コーヒー」があり、過去の「熊本」関連の映像を観ていたら、「イチロー」のニュースが飛び込んでいました。そんなときに「コーヒー」「熊本」「イチロー」の共通点は何かを考えてみる。いくつもあるとは思いますが、ひとつ挙げるなら「水」です。コーヒーは水が命ですし、熊本は火の国と言われますが、実は水道水のすべてが地下水の「水の国」。イチローも水にこだわっていることでも有名です。ひとつ共通点が見つかると、何かアイデアが浮かんできませんか?
「つなげる言葉」とは、化学反応を起こすポイントです。
別々で散らばっていた言葉も、ひとつの言葉でつなげてあげることで、何かが生まれそうな雰囲気が出てきたりします。日々つなげる言葉を探すトレーニングをしておくと、意図的に科学反応を起こすことができるようになります。企画だけに限らず、どんな仕事をしていく上でも重要なスキルです。
「◯◯」「□□」「△△」。
3つの言葉をアットランダムに探して、ひとつに「つなげる言葉」を探してみてください。ほら、何か生まれそうな予感がしませんか?
企画力を高めるための、オススメのトレーニングです。