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美しいものを、美しいと書いたら負け

「美しいものを、美しいと書いたら負け」

 

コピーライター時代の師匠にいただいた言葉で、特に印象に残っている言葉のひとつです。

 

つまり、美しい花を前にして、ただ「美しい花」と表現しても何も伝わらない、と。その花の美しさや魅力を誰かに伝えたいのなら、「美しいという言葉を使わずに、美しさを伝えなさい」と教えられました。すごくシンプルなアドバイスですが、本当にそのとおり。これはもう、真理です。

 

例えば、ディズニーランド。子どもからすると、「楽しい」のひと言に尽きます。でも、楽しいテーマパークだよ! と言っても、その魅力は伝わらない。同様に、車が好きな男性に「かっこいい車」、ファッションにこだわる女性に「かわいい洋服」とただ伝えても、やっぱり心には響きません。それらの形容詞を使わずに、いかに伝えていくか。心に響かせるか。

 

企画書、メール、手紙など、言葉で想いや意思を伝える機会は少なくありません。「伝え方」の本がベストセラーになっていることからもわかりますが、文章で伝えることは今後、さらに重要になっていくのは間違いない。SNSでの文章によるコミュニケーションも増えていくでしょうし、googleももっと「言葉」を重視していくでしょう。

 

言葉で、どう伝えるか。
気持ちを込めて書けば、個人的にはどう書いても伝わると楽観的に考えていたりもしますが、「美しいものを、美しいと書いたら負け」というそんな考え方もやっぱり、大切だと思っています。

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