現在所属している会社、その前に所属した会社、さらにその前に所属した会社…。
すべて「自分で売り込んで、内定をもらいました」。求人情報は一切見ていません。
自慢話ではありません。
特別に高いスキルがあったわけでも、特別な経験をしたわけでもないのに、
なぜ自分で売り込んで、内定をもらうことができたのか。
もちろん、その要因はひとつではありませんが、
これが大きな要因のひとつだと思っている、
「ちょっと意識したこと」をお話したいと思います。
それは、採用を決める方に「類似した方」から、
「自分がどのような評価をしてもらえているかを話す」ということです。
ちょっとわかりづらいですね…。
例えば、「◯◯というコンペで賞を獲りました」とか、
「介護施設でこういうボランディア活動をして、
高齢者の方に喜んでもらえました」という自己PRをしたとします。
これでもまったく問題ないのですが、採用する方からすると、
「へぇ〜」で終わってしまうことが多々あります。
そこで、「採用担当者に類似した方がどう評価したのか」です。
例えば、中小企業の経営者が採用の担当者だったとします。
「◯◯というコンペで賞を獲りました」ではなくて、
「◯◯というコンペで賞を獲った際、主催者の社長様に、
『君の発想は◯◯◯◯だね』という評価をしていただきました」とするのです。
あるいは「こういうボランディアをして、高齢者に〜」ではなくて、
「そのボランティアを介護設備の企業の社長様に、
『◯◯◯◯には感動したよ』とおっしゃっていただけました」など、
自分(採用者)と同じ立場の人がどう評価したかということを伝えると、
採用する方は面接をする人がグッと身近に感じられ、「安心」するのです。たぶん…。
採用を専門にされている方からすると、異論はあるかもしれませんが、
少なくてもこの作戦が功を奏した人もいるということです。
転職、就職活動だけではなく、ビジネスマンも自分を売り込むときに、
試してみる価値はあると思います。
「『その人』に似た『あの人』は、あなたをどのように評価してくれましたか?」