越谷レイクタウンの年間来場者数は約5,000万人。
それはディズニーランド&ディズニーシーの、
なんと約2倍の集客です。
その凄まじい集客力の秘密はなにか。
東京ドームの約7個分の広大な敷地に、
魅力あるテナントが数多く入っている。
あえて視界を狭めて「向こうに何があるの?」と、
来場者に期待をもたせる建物の設計など、
理由を挙げればキリがないほどの魅力があるのですが、
そのひとつに挙げれるのが、「駐車場の出口の数」です。
レイクタウンの駐車場は、入口よりも出口の数が多い。
帰るときに駐車場が渋滞していると、
どんなに1日に楽しくても、もう1度行こうという気持ちが失せる…。
「また来たい!」と思わせるには、最後はとても重要なのです。
私が初めてイベントの企画を手がけたときのこと。
とある会社の新社屋完成披露のイベントでした。
とにかく来場者に喜んでいただくために、
ケータリングやプレゼントが当たるゲーム、コンペ企画の授賞式など、
時間を掛けて考え、自分なりに精一杯こだわりました。
後日、ありがたいことに来場された方から、
たくさんのお褒めの言葉をいただきました。
ケータリングの料理を褒めてくれる人、
盛り上がったゲームを褒めてくれる人、
未来のあるデザイナーにチャンスを与えたコンペ企画を褒めてくれた人…。
さまざまな声をいただきましたが、満場一致で絶賛してもらえたのが、
「最後にもらったプレゼントは、本当に嬉しかった」。
ちょっとオシャレなUSBメモリに、
そのまま取っておきたくなるような器に入ったスイーツを、
来場者全員にプレゼントしたのです。
個人的にはイベントのおまけのように考えていましたが、
来場者の方々には強く印象に残ったようでした。
冊子を閉じる瞬間、WEBサイトから離脱する瞬間…。
オウンドメディアはもちろん、
すべての仕事に言えるのではないでしょうか。
「心地よいエンディングを、用意できていますか?」