ニッポン手仕事図鑑をさらに成長、発展させていくために、いわゆる「事業計画」を考える必要があり、昨日は成蹊大学にこもって、頭がオーバーヒートするくらいに、あれこれと考えを巡らせました。
自分はどんな想いを持っているのか?
解決していきたい課題はなにか?
提供できる価値、スキルはなにか?
どのようなビジネスに発展できるか?
戦うべき市場はどこにあるのか?
目的を果たすためにどんな仲間が必要か?
そんなことをひとつひとつ、絡まった糸をほどいていくように、ごちゃごちゃに散らかった倉庫を整理整頓していくように、「ビジョンと想いの棚卸し」をしていきました。ここまで自分の想いが整理=可視化できて、思考がクリアになったのは、本当に久々かもしれません。大事な局面だけでなく、定期的な棚卸しって、本当にしっかりとやるべきだな、と。
そんな棚卸しの作業の中で痛感したのは、この作業は絶対に、ひとりではできない…ということです。
「ビジョンと想いの棚卸し」とは、ひと言で言うと、自分の中にいる“何人もの自分との会議”なのです。
僕の場合で言うと、経営者としての自分もいれば、クリエイターとしての自分もいる。もちろん、営業マンの自分もいる。“ひとりひとり”考え方が違う。それは、職種の違いだけでなく、強気で「どんどん攻めていこう!」という自分もいれば、心配性で「あまり無理はしないほうが…」と主張する自分もいる。そう、性格が違う“何人もの自分”が意見をぶつけ合うこともある。
僕が昨日、一番対立をしたのは、収益を上げて、経営を安定させていこうという経営者としての自分と、志を貫きたいニッポン手仕事図鑑の編集長として自分。
この“ふたりの自分”が最後に折り合いがついたのは、ファシリテートをしてくれた成蹊大学の先生がいたから。そう、先生がいなかったら、ふたりは喧嘩別れに終わっていた。「ビジョンと想いの棚卸し」はできなかったのです。
先ほども書きましたが、「ビジョンと想いの棚卸し」をするときには、信頼できるファシリテーターが不可欠。そんな存在を探していくと、迷いや不安と上手く折り合いをつけながら、日々歩んでいくことができるようになると思います。
「自分にはそういう存在が…」という人は、僕がファシリテーターとして「ビジョンと想いの棚卸し」のお手伝いをします。ギャラ? おいしいお酒を1杯、ごちそうしてくれるだけでOKです。
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