自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「日本一」にはなれなくても、「日本初」にはなれる

僕自身はこれまで、いつも「弱者」と呼ばれるような環境、組織で仕事をしてきました。今も弱者には変わりませんが、ニッポン手仕事図鑑を立ち上げた今の会社も、入社したときはたったの5名。フッと吹いたら、瞬く間に“飛んでしまう”レベルの会社でした。だからこそ、弱者の戦略については、いつも真剣に考えてきました。

 

そんな弱者が勝ち残っていくための戦略の中で、個人的にも大切にしていることのひとつが、『「日本一」にはなれなくても、「日本初」にはなれる』ということ。

 

どこかの町の町長さんも同じことをおっしゃっていましたが、「日本一」に比べて、「日本初」を成し遂げられる可能性はグンと上がります。たとえば、(基準はさておき)ローカルメディアの日本一になるのは、至難の業。しかし、秋田県鹿角市の求人&ローカルメディアを立ち上げたのは、僕らの会社が「日本初」。そう、「日本初」は狙える。

 

そして、ここからが大事で、個人的な肌感覚の域は超えない推測なのですが、「日本一」よりも、「日本初」のほうが、よりコアなファンがつくということ。そのファンを大切にして、関係性を築いていくことができれば、弱者であっても、生き残ることができるのです。いや、もっと言うと、弱者だからこそ、応援もしてもらえるのです。

 

というわけで、来週に控えた秋田県大館市での講演(定住サポーター養成研修会)では、そんな弱者の戦略、弱者のファンづくりについて、お話をしたいと思います。お楽しみに!