自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「メンター」の見つけ方、探し方がわからない人は、“ゲストハウス”に行ってみよう

「成長したいなら、メンターを持ちなさい」

 

幸運にも、僕にはメンターと呼べる存在がいますが、身近な人の中には、「そんなことを言われても、会社の上司や先輩の中にも、プライベートの人間関係の中にも、メンターと呼べる人がいない…」という人が少なくありません。

 

ちなみに「メンター」とは、「良き指導者」「優れた助言者」「相談相手」「師匠」という意味で、自分の仕事やキャリア形成のお手本となり、アドバイスや指導をしてくれる人のこと。個人的な相談にも乗ってくれて、心の支えにもなってくれる存在です。

 

メンターと出会えるかどうかは、人との巡り合わせでもあるので、「運」の要素も強いのですが、でも、その「運」は「人と出会う頻度=行動」を増やすことで引き寄せることができます。メンターとの出会いは、ある日突然、訪れたりする。だから、人の会う機会を増やすしかない。
では、どうやって行動するか?

 

一旦、話を脱線させますが…。
今日は深夜に大型の台風が関東に接近するということで、昼間に飲み物やちょっとした食料品をコンビニに行ったのですが、そのとき、雑誌の棚に「PRESIDENT(プレジデント)」があったので、久々に買ってみました。

 

家に帰ってからパラパラとページをめくっていると、プレジデント“お得意?”の「10~20年後になくなる仕事、10~20年後まで残る仕事 トップ15」のランキング表が載っていたので、このネタが好きな僕は、ランキング表を眺めながら、ついつい載っている職業についてネットで調べたり…。いい暇つぶしになりました。

 

残る職業は改めて書くまでもなく、高度な読解力や人間らしい柔軟な判断が求められる分野の仕事が多く、なくなる職業は決められたルールに従って作業ができて、マニュアル化されやすい分野の仕事になります。

 

そんな中で、「10~20年後まで残る仕事」にランキングされていた仕事のひとつに、「宿泊施設の支配人」がありました。

 

ここで指す「宿泊施設」のジャンルや規模はわかりませんが、僕が今までお会いをしてきたゲストハウスの経営者=支配人は、ブランディングや集客、お客さんとのコミュニケーションにおいて非常にセンスがあり、ビジネスマンとしての“地力”もあって、学べる人が多い。ゲストハウス以外の仕事でも、成功するんじゃないかなぁと、思える人が多いのです。

 

だからもし、今メンターがいない…という人がいたら、ゲストハウスの支配人に会いに行ってみるといいんじゃないかな、と。比較的“会える可能性が高い”人に会いに行って、いろいろと話を聞いてみることをやっている人は、結構多いものです。そう、成長している人って、影でこういう努力(=アクション)をしている。

 

そのゲストハウスの支配人が、メンターになってくれるかもしれないし、ならないかもしれない。でも間違いなく、話を聞いてみることで、少なからず学びはあるし、人工知能が人間の仕事を奪いにくるこれからの時代を生き抜くヒントも、得られるかもしれません。

 

メンターと出会える運を引き寄せるためには、そんな地道な行動を続けるしかないのです。そしてその地道な行動の中で、少しずつ成長ができると思うのです。


プレジデント「ビジネス本 総選挙」