自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

クリエイティブな思考を手に入れるために、「今すぐやめたい」習慣

クリエイティブな思考を手に入れるために、今すぐやめたほうがいいこと。
それは、何かを考えはじめるときに、「まず、フォーマットや前例を探す」ことです。

 

これをやってしまった時点で、「相手は喜んでくれるか?」「課題は解決できるか?」という本来の目的を達成するための思考ではなく、フォーマットや前例に“当てはめよう”という思考が強くなってしまう。結果、誰かを喜ばせること、課題を解決することができなくなる…。念押しになりますが、アイデアや企画を考えるとき、資料を作成するときに大切なのは、フォーマットや前例にうまく当てはめることではなく、誰かを喜ばせることであり、課題を解決することです。

 

また、フォーマットや前例を探すことの弊害は、思考が停止してしまうことだけではありません。

 

ある世界的に有名な広告のクリエイターが、「世の中の広告の9割は、駄作だ」と、そんなことを言っていたという話を聞いたことがあります。さすがにそれは大げさかもしれませんが、ただ僕も、ネットで検索して出てくるようなものの大半が、真似するべきお手本ではなく、駄作だったり、鮮度の落ちた“消費期限切れ”のものである可能性が高いと、普段から考えるようにしています。

 

そう、思考が停止しても、真似をすることで成果を上げることができればいいのですが、今、自分が探したフォーマットや前例は、仕事のクオリティさえ下げるものなのかもしれないのです。

 

古きを知ること。
過去の名作に触れること。

 

とても大事なことですが、ただただ真似をしようとするだけでは、自分にとってマイナスに働くことが多いと、しっかりと認識しておかなければなりません。特にクリエイティブな思考を手に入れたいという人は。