「これからはきっと、職人さんにも、情報発信やブランディングのプロデューサー的な存在が必要になる」と、僕に言ってきてくれた人がいました。
情報が溢れかえる時代に、どのように情報を発信していくか。伝えていきたい情報も、誤解された情報も一気に拡散されていく時代に、自分のどんな魅力や強みを、どのように世の中へ届けていくべきか。そのあたりを客観的にプロデュースする存在が、間違いなく職人さんには必要になる、と。
確かに職人さんの中には、すでにそのような考えを持ち、動いている人がいて、世の中に出ていくために、そして世の中で活躍していくために、客観的な視点で、的確に“プロデュースしてもらう”ことが、これからの時代はますます重要になっていくと考えていたりします。そう、客観的な視点は、とても大事。
でも、これは職人さんだけでなく、大学生にも、ビジネスマンにも、フリーランスにも言えることだと思っています。今後はブランディングや情報発信のノウハウやテクニックを自分自身で学ぶよりも、自分をプロデュースしてもらうことに投資をする時代が来るだろうな、と。
少し手前味噌な話になってしまいますが…。
「ふたりごと文庫」の大学生編集長も、うまくプロデュースされてきたひとりです。
某イベントに呼ばれたり、何度も取材を受けたりしてきましたが、最近ではある書籍で取り上げさせてほしいという話が来たりもしています。これらはもちろん、本人の情熱や努力が大前提にあり、その結果として成長したからこそのことですが、周囲のプロデュースがあってのことであるのは間違いありません。
自分の魅力を最大限引き出すために、プロデュースされることを大学生の時代に経験できたことは、実は編集長の肩書きを持てたことよりも、大きかったのではないかと個人的には思っています。おそらく彼女はこの先、自分の能力を最大限引き出してもらえるよう、自分をプロデュースしてもらうことができるはずです。
というわけで、どなたか、僕をプロデュースしてください。実はプロデューサーがまだ見つかっていないので…。