自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「検索できない環境」でこそ、面白い企画は生まれる

クライアントとの打ち合わせや、社内でのブレスト。あるいはひとりで企画を考えるとき…。そんなシーンですぐにパソコンを開いたり、手元にスマホを準備する人は結構多いと思いますが、企画(=考えること)を生業にしている人ほど、その行動を否定的に考える人が多かったりします。

 

なぜか?

 

それは「すぐに(無意識に)googleで調べてしまう」からです。
企画やアイデアを考えるときに大事なのは、最初の一歩をどの方向に踏み出していくか、です。そこにこそ全力を注ぎ、頭がオーバーヒートするくらい本気で考えなければならないのに、行くべき方向までもgoogleに頼ってしまうと、自分の頭で考えることなく、最初の一歩が提示されてしまう。そう、“答えのようなモノ”が見えてしまう…。

 

ちょっとした「調べ物=正解があること」をするとき、googleがササッと出してくれた答えがベストであるときは多いのですが、でも「企画=正解がないこと」を考えるとき、googleが提示してくれる方向が、必ずしもベストではないことが多い。言うまでもなく、面白い企画は多数決では決まらないですし、検索をして出てくる=前例のあるものが必ずしもベストではないからです。

 

すぐに、googleで調べる。
すぐに、誰かに聞く。
聞くこと、調べることは悪いことではありませんが、大切なのは、まずは“検索できない環境”で、自分の頭でとことん考えてみること。行くべき道を自分の頭でなく、googleや誰かの脳に頼りっぱなしでは、いつまでも面白い企画は生み出せないし、他人に支配されるポジションしか与えられない…。それではやっぱり、いつまで経っても仕事は面白くならないのです。