自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

常連客の多い飲み屋には、移住促進のヒントが隠されている

「常連が多い飲み屋は、新参者をコミュニティに巻き込むのが上手い」と、そんな話になりました。

 

店主が新参者の性格や個性を理解したうえで、常連の中心人物的な存在の人の隣にあえて座らせたりして、誰にも気づかないうちに“コミュニティに溶け込ませる”のが上手い。新参者は常連との関係性が心地よくなり、また行きたいと思う。そして、いつしか自分の大事なコミュニティとして認識するようになっていく…。その他にも積極的に規模の大小をうまく使い分けながらイベントを開催したり、場の個性を失わない程度に新しいメニューを開発したり、内装を変えたりする。

 

そう、移住促進が成功している地域と同じなのです。
新参者を上手く溶け込ませ、そのコミュニティに所属することを心地よくさせ、常連にさせる。そして、新参者だけでなく、常連を飽きさせない変化もし続ける。

 

実は私もたまに行くバーの店主(ニッポン手仕事図鑑のファン!)から、ビジネスのヒントをいただいています。学ぶことがとても多いのですが、確かに常連客の多い飲み屋にも、地方の移住促進だけでなく、企業のチームづくりにも参考になるヒントがゴロゴロ転がっていそうです。

 

よく考えたら、地域もコミュニティ。企業もコミュニティ。飲み屋もコミュニティ。常連の多い飲み屋の店主を集めて、コミュニティ論を語らせるビジネス書があったら、かなり勉強になるに違いありません。どこかの出版社が企画してくれないかな。実体験をしていないコンサルタントの本よりも、内容がリアルで面白く、売れると思うのですが。

 

というわけで、今までそのような視点で飲み屋を見たこともなかったので、これからは常連の多い飲み屋を見つけて、楽しみながら分析をしようかな、と。一緒に行ってくれる方を募集しています。