自己PRやセルフブランディングは難しいもので、一生懸命想いを込めて語れば語るほど、「自慢話」に聞こえてしまうことがあります。
私も反省をしなければいけないのですが、自己顕示欲が強いので、自分の仕事の話やニッポン手仕事図鑑の話をするとき、どうしても無意識に「自慢話」に受け取られてしまうような話し方をしてしまうことがあります。「そんなつもりはないんです…」と言いたいところですが、受け取った人が自慢話と受け取ったら、それは自慢話なのです…。そんなつもりはなくても。
自分自身のPRやブランディングをするためには、そして新しい仕事やチャンスにつなげていくためには、今までの自分の実績やスキルはしっかりと主張しなければなりません…。でも、熱くなればなるほど、自慢話に聞こえてしまうことがある…。
では、どうすればいいの?
答えは簡単。
「自分以外の誰かを、ヒーローに仕立ててしまえばいいのです」
たとえば、「私はニッポン手仕事図鑑を立ち上げ、2年間で多くの人に観てもらえる動画メディアに成長させることができました!」で終わってしまうと、ほら、自慢っぽく聞こえてしまう…。
そこにもうひと言、添えてみる。
「でも、そこまで成長ができたのは、6人の優秀なビデオグラファーたちと出会えたからです。彼らが情熱を持って映像をつくってくれたからこそ、ニッポン手仕事図鑑はここまで成長することができたのです」と言い切ると、共感できませんか?
自分の実績やスキルは、しっかりと主張(自慢)しなければなりません。
ただ、嫌味に聞こえてしまうと、逆効果になってしまうことがある。だから、誰かをヒーローに仕立ててしまえばいいのです。大丈夫、自分が上げてきた実績の影には、必ずヒーローがいますから。