自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

相手があなたの口から、一番聞きたいこと

今日、ギフトショー(東京ビッグサイト)へ行ってきたのですが、その帰り道、某政党の街頭演説をやっていたので、「そういえば、この政党の演説をまともに聞いたことがなかったなぁ…」と思い、立ち止まって聞いてみました。

 

賛成か反対かはさておき、話している趣旨もよく理解できましたし、考え方もわかりました。情熱はまあ、そこそこでしたが、この先目指していることもわかりました。過去の実績があるのもわかった。

 

でも…。
「で、結局、具体的にどう行動するの?」と、心の中で突っ込んでいました。私はあなたの口から、具体的にどう行動するかを、聞きたかったのだ、と。

 

今はプレゼンをするのが仕事ですが、以前の職場では、数多くの企業の方からプレゼンをされる立場にいました。
そのときに「この人にお願いをしたい!」と思って、実際に結果を出してくれたのは例外なく、「だから私は、御社のために、具体的にこのような行動をしていきます」と、ハッキリと言えた人です。商品やサービスの丁寧な説明、想い、情熱、考え方、目標、ビジョン、過去の実績…などを熱く語ってくれる人はたくさんいましたが、具体的な行動まで示してくれる人は、意外に少なかった。これは部下になった人も同じ。結果を出してくれたのはいつも、「具体的な行動を示してくれる人」でした。

 

今日、街頭演説を聞きながら、ふとそんなことを考えていました。
私は今、民間企業や地方自治体を問わず、企画やアイデアを提案し、目の前にある課題を解決することを期待されている立場にあります。そこには、情熱が不可欠。考え方も大事。目指す目標も、過去の経験も大事。でも、相手が聞きたいのはきっと、「で、あなたは具体的に、どんな行動をするの?」だと思うのです。そういえば、私に期待して声をかけてくれたあの人に、具体的な行動を示していなかったなぁと思い、反省をしているところです…。
最後にもう一度繰り返しますが、相手があなたから一番聞きたいのは、具体的な行動なのです。

 

最後に…。
今日はギフトショーで、素敵な職人さんと出会いました。日本にはまだまだ、魅力的な職人さんがたくさんいるんだな、と。