自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

企画を考えているときに、思考が停止してしまったら?

私は日々、映像をはじめ、WEB、雑誌、カタログ、イベント、講演、勉強会、店舗運営、企業間コラボなど、さまざまな企画を考える仕事をしています。企画を考えるジャンルも違えば、クライアントも地方自治体から規模の異なる企業、個人など、とにかく幅が広い。だからその分、苦労することも多く、残念ながら天才ではないので、すぐにパパっと企画が生み出せるわけでもなく…。毎回ありとあらゆる手段を使って、企画をひねり出しています。

 

誰でも同じようなことはあると思いますが、早く企画を考えなければならないときほど、思考がストップしてしまったりします。で、焦れば焦るほど、頭の中は真っ白に…。
そんな状況を打破するための個人的な方法論がいくつかあったりするのですが、今日久々に使ってみた方法論があるので、紹介してみようと思います。

 

それは、「“一番好きな人”と“一番嫌いな人”を見つめる」です。
たとえば、イベントの企画を考えるとします。そのとき、どうやったら、楽しんでもらえるか? 「参加したい!」と思ってもらえるか? と考えるわけですが、突然思考が停止してしまった…とします。

 

そんなときに、「自分が一番好きな人が…」「自分が一番嫌いな人が…」と、ターゲットを変えて考えてみるのです。その両者を考えてみることで、あら不思議、少しずつ思考が動きはじめるのです。社内のイベントであれば、「一番仲のよいAさん」と「名前だけは知っているけど、話したことはないBさん」を考えてみる。

 

そう、近い人と、遠い人を見つめて、企画を考えてみるのです。
これ、思考がストップしてしまったときの、結構効果的なやり方だったりするので、「あれっ、思考が完全に止まっちゃったよ…」なんてときに、お試しいただければと思います。意外にどんな職種でも、使えるはずです。