「同じ道を歩いていても、人によって、入ってくる情報の量と質はまったく違う。その差はあとで、どんでもなく大きな差になる。だから、情報に対する感度を高めておきなさい」
わたしは先輩方に口酸っぱく、そんなアドバイスをされてきました。このアドバイスは本当に正しくて、日々インプットする情報の量と質が違えば、成長するスピードも違いますし、日々の生活の充実度も大きく変わってきます。
情報をインプットする力が弱くて…。
視野を広くして、情報収集の感度を高めたい…。
インプットの大切さを実感している人が増えているからか、最近そんな悩みを抱えている人が、意外に多いことに気づきました。
では、どうすればいいのか? いいトレーニング方法はあるのか?
わたしがもっともシンプルで、効果的だと思うのが、ビジネスマンなら朝自宅を出てから会社に着くまで、“1回もスマホを見ない”ということです。たった、これだけ。
日中は仕事で使ったり、SNSを見たりすることもあるので、スマホを見ないのは不可能だと思います。でも、通勤時間(行きも帰りも!)に限定すれば、それは不可能ではありません。
情報への感度が低い…と悩んでいる人は、1週間でいいから、続けてやってみてください。
これだけの情報が溢れているのに、何も感じない自分に愕然とするかもしれません。あるいは、意識して町を歩いていると、こんなにも発見があるのかと嬉しくなるかもしれません。人によっては、スマホがないと時間を潰せない自分に怖さを覚えることも…。
町にはいろいろな情報が溢れています。それを全身で受け取り続けていると、自分にとって貴重な情報が何かに気づけるようになり、情報を整理する力もつく。ただスマホを見ないというトレーニングを続けるだけで、自分の視野は広くなり、情報収集の感度も高まります。
ぜひ、騙されたと思って、やってみてください。スマホを見るか、町を眺め、人を観るか。その違いが、きっと大きな差になります。