10日前の記事でも紹介しましたが、「ココナラ」というクラウドソーシングのサービスで“稼ぐ力”を鍛えていました。
手前味噌な話で恐縮ですが、なかなか人気のサービスでした。で、実は一番依頼が多かったのは、企業理念(個人事業主の方は、企業理念的なスローガン)を考えてほしいというもの。そんな大切なものを私に!? とプレッシャーを感じつつ、一生懸命考えさせていただいていました。
依頼主は言うまでもなく、企業理念やスローガンを必要とする経営者や個人で頑張っているフリーランスの方。そのやりとりの中でよく言っていただいたのは、「自分自身と向き合う機会を与えてくれたことを、感謝しています」というものでした。
どういうことか?
企業理念はその人の心の中にある「想い」や「志」を言語化することです。そして、この先迷ったとき、行動指針や道標にもなる大切な言葉。だから、私は依頼者にいろいろなことを質問します。その質問を通して、自分自身と向き合ってもらい、心の深いところにある言葉を聞かせてもらう…。そのための第一歩目として、まず10個程度の質問をさせてもらっていました。
自分自身と向き合うのは、意外に難しいものです。だから、自分自身と向き合うためのきっかけとなる質問に価値を感じてもらえたのかもしれません。なので今日は、このブログの読者向けにアレンジした質問を以下に書いてみたいと思います。
時間があるときに「殴り書き」でもかまわないので、“言葉にならない想い”をとにかくたくさん書いてみてください。きっと、何かが見えてくるはずです。
[1]自分が起業、独立するならどんな屋号(企業名)にするかを考えて、その理由を教えてください。すでに自分の会社や個人の屋号を持たれている方は、その名前に込めた想いをできるだけ詳しく教えてください。
[2]今の仕事(独立された方はその事業)をはじめることになったきっかけを、できるだけ詳しく教えてください。
[3]外部内部を問わず、今一緒に働いている「仲間」と呼べる人の魅力を教えてください。
[4]10年後、どのような認知をされた個人(または企業)になっていたいか? を聞かせてください。
[5]10年後、どのような自分(あるいは経営者)になっていたいか? を聞かせてください。
[6]ビジネスマンとしての自分に対して(経営者の方は自分の会社に対して)、この先楽しみにしていること、期待していることを聞かせてください。
[7]ライバル、競合他社とどのような差別化を図りたいか? どんな強みを打ち出していきたいか? を聞かせてください。
[8]もっとも自信のあるコンテンツ(技術)の魅力を、可能な限り詳しく教えてください(複数可)。
[9]クライアント(消費者や取引先)に対する想いを聞かせてください。
[10]自分の仕事(自社の事業)を推し進めていくにあたり、一番大切にしていることを聞かせてください。
答えは簡単に出せそうで、なかなか出てこないのではないでしょうか。
でも、この答えの中にきっと、自分の軸となるものがあり、この先の道標になるメッセージが隠れているはずです。ぜひ、お時間があるときにお試しください。