こんな話を、よく聞くことはないでしょうか?
経営者の方が「取引先を自社のファンにしたい!」と熱く語っていながら、身内である社員や業者の方を、自分の(会社の)ファンにできていない…という話。
あるいは芸能人でも「もっとファンを増やしたい!」と言いながら、スタッフや関係者を、自分のファンにできていなかったりすることも多いと聞きます。
何が言いたいか?
ファンを増やしたいなら、まずは“自分の身近にいる人”をファンにできるか。それが大切だということです。できていないうちは、取引先や一般消費者をファンにすることなんて…。
そう、企業が永続的に発展していくためには、あるいは個人が社会で生き残っていくためには、ファンを増やしていくしかないのです。それは経営者でも芸能人でも一般人でも同じ。ファンを増やさずに、発展していくことも、生き残っていくこともできませんから。
だから、「お客様をファンにしたい!」と語る前に、自分が身近な人をファンにできているか、それを日々冷静に振り返ってみることはとても大切。日々の行動の軸を「自分の(会社の)ファンをつくる」で考えていくと、自分の行動とその先の結果は大きく変わるはずです。と書いておきながら、自分自身ができていないので、この記事を読んでいる方と一緒に頑張っていきたいと思っています…。
「売上げを上げたい…」
「早く終わらせたい…」
そう思うことは、誰にでもあります。でも、そのときに取った行動は、相手を自分のファンにさせる行動か? そうじゃないことがほとんどなので、改めて冷静に、自分の行動を考えてみたいと思っています。大切なのは、ひとりひとり違う相手が、どうすれば自分のファンになってくれるかを考えて、地道に行動することですから。
ちなみに、無理をすること、わがままを聞くこと、言いなりになることと、ファンをつくる行動はまったく違います。このあたりを履き違えている人も多いのですが…。ファンになる側の人も、です。このテーマについても、いつか書いてみたいと思います。