名刺は不要!なんていう人もいますが、私にとって名刺はとても大切なアイテムです。そう、名刺は重要なブランディングのツール。こだわりがある名刺をもらうとワクワクしますし、所属している企業の名刺とは別に、オリジナルで個人の名刺を持っている人と出会ったりすると、「この人と一緒に仕事がしてみたい!」と無条件に感じたりします。偏見だと言われるのを承知で書くと、名刺にこだわる人は、仕事にもこだわる。心からそう思っています。
今日、新しい名刺ができました。活版印刷でつくった名刺です。自画自賛で恐縮ですが、たまらなくいい名刺になりました。
*諸事情で名前だけ伏せさせていただいております。
この名刺はニッポン手仕事図鑑で紹介させていただいた「築地活字」さんにつくってもらいました。
写真だとなかなか質感は伝わりませんが、凹凸の手触り、活版印刷ならではのインクから感じる温もり、文字の絶妙なバランス…。今まで自分が持った名刺の中でも、圧倒的に素晴らしい名刺に仕上がりました。今日は自画自賛をお許しください…。
さっそく何人かの方に名刺をお渡ししましたが、やっぱり一瞬で人の心に響く「強さ」「インパクト」「メッセージ」みたいなものが、活版印刷にはあるんだな、と実感しました。それだけでなく、自分の仕事に対する誇りもより一層持てるようになりますし、名刺を手渡すその出会いも大切にすることができます。コミュニケーションのきっかけにもなるので、ブランディングだけではない効果もたくさんあります。
築地活字さんでつくられた名刺を見せていただきましたが、経営者やフリーランス、会社員(の個人としての2枚目の名刺)を問わず、どれも想いを込めてつくられたんだな、ということが伝わってきました。だからといって、名刺にこだわりましょう! なんていうつもりはありませんが、自分の気持ちを高めてくれたり、人との出会いを大切に感じさせてくれたり、人とのコミュニケーションのきっかけを作ってくれたり、仕事に対する姿勢を自分の代わりに語ってくれたり…。そういったツールにこだわってみるのは、確実に大きなプラスとなるはずです。
たまたま私にとってそれが活版印刷の名刺であったり、万年筆であったりするだけです。
そんなツールを探してみませんか?