売れる営業マン。仕事が集まるクリエイター。会社の業績を上げ続け、社員に慕われている経営者…。いわゆる人気者と呼ばれる人には、さまざまな共通点があります。今日はそんなお話を。ここ最近、「人気者と呼ばれる人たちはみんな、“ここ”を徹底しているな」と、私個人が強く実感したことです。
まず結論からいうと、人気者は「知らなくても何とかなる知識、でも知っていると大きな差になる知識」についての勉強、情報収集を徹底してやっているという話です。
例えば、私の周囲には映像制作に関わっている人が多くいますが、その人たちはWEBに関する知識がなくても仕事をすることはできますし、困ることもそこまでありません。WEBの仕事をしている人も、動画マーケティングの知識がなくても今は何とかなります。
ただ、その知識を持っているのと持っていないのでは、仕事の成約率や売上げなどに大きな差がつくのは事実。人気者たちはその事実を知っています。言うまでもなく、今は何とかなっていても、「何とかならなくなる日」が確実にやって来ることもわかっていますし、その知識がないと戦えなくなるということも知っているのです。
これはWEBや動画の業界だけではありません。私がお手伝いをしているコールセンター業界であれば、ダイレクトマーケティングやデータサイエンスの知識が求められるようになっていますし、不動産投資業界であれば、グローバルマーケティングの知識が不可欠になりつつあります。その他、個人でもバイヤーの方はWEBマーケティングやECサイトの知識は不可欠です。いいものを探せばいい、という時代ではなくなっています。
どんな業界の人にも「知らなくても、仕事はできる。何とかなる」という位置づけの知識はあると思いますが、それを知っているかどうかで、チャンスの広がり方も、変化への対応力も違います。当たり前と言えば当たり前なのですが、意外にその位置づけの知識へのモチベーションが低い人は多い。反面、人気者である人たちは、それらの知識への貪欲さがとても強い。ここに大きな差が生まれるのです。
「知らなくても、何とかなる」情報や知識を、「まあ、いいか」とやり過ごすか、「ここが重要でしょ!」と貪欲に掴みとっていくか。人気者とそうでない人の差は、ここにあると思っています。