今週の火曜日、とある有名雑誌のプロデューサーに「一緒にこういう仕事をやりたい」という提案をしてみました。立ち話の、雑談レベルの話です。
でも、その方は楽しいことが好きなので、「やってみたいよね」と言ったのです。その3日後の今日、私は提案書をその方に渡しにいきました。手渡しです(これ、重要)。
そのプロデューサーは企画書を受け取り、読む前にひと言。
「この早さが大事なんだよね」
提案した企画は、その場で動き出すことが決まりました。
早さというのは、やはり「価値」なんだと実感しました。
相手の熱も冷めていないので、テンションも高い。だからこそ、話もスムーズに進みます。しかも、こちらが本気であることもしっかりと伝わる。相手も実現するように、本気になってくれるのです。
社内外を問わず、誰かに企画を提案するとき、期限ギリギリまで考えに考え抜いて、より精度の高い企画を出すというスタンスの人がいます。否定はしません。私もそういうときがありますし…。でも、相手が驚くくらいのスピードで企画をまとめて、提出することのほうが、実は企画が通りやすかったりします。
期限ギリギリに提出した企画は、そのときにダメだったらそこでおしまい。しかし、スピーディに出した企画は少しくらい精度が低くても、相手も一緒に「こうしたら?」「こういうのはどう?」と考えてくれるので、仕事になりやすいんです。
「早さ」は価値です。相手の予想を上回る早さは、新しいチャンスにつながります。