今回は業績を悪化させる経営者が、
共通して口にする(ように感じる)フレーズをご紹介します。
それは…「結果は出ますか?」。
このフレーズを口にする経営者の共通点は、
結果が出るかどうかわからない限り、行動に移せないということ。
しかし、誰もがわかっていることですが、
ビジネスにおいて結果が出る出ないは、やってみなければわかりません。
わかっているのに、ついつい口にしてしまう。
いつまでも経っても「何もやらない」経営者になってしまっているのです。
「現状維持は衰退の始まり」とも言われますが、
行動がないと何も変わりません。
業績を悪化させる経営者は考えているだけで、
行動に移せないことが多かったりします。
「結果は出ますか?」は「結果が出るとわかるまで、動かない」と同義語です。
また、「結果は出ますか?」と聞く経営者の多くが、
結果が出ないことを自分以外の従業員や、
外部パートナーの責任にすることが多いように感じます。
すべての経営者がそうだとは言いませんが、
行動に移せない経営者、責任を他人のせいにする経営者の多くが、
「結果は出ますか?」というフレーズを使っているように思います。
リスクを負いたくない、時間を浪費したくないという気持ちもわかりますが、
その質問に答えられる人は、ひとりもいないのです。
その質問は無意味どころか、社内外の人のやる気を奪うことも多々あります。
当たり前のことですが、結果はやらないとわかりません。
そして、やったことの責任は、トップの責任でしかないのです。
————————————————————————————————————————————
中小企業経営者の愚痴や悩みを聞かせていただいています。匿名でどうぞ。