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コミュニケーション力(文章力)の正体

「コミュニケーション力」「文章力」という言葉を聞くと、多くの人は流暢にトークし、話を途切れさせないスキルだったり、表現がきれいで、読みやすいリズムのよい文章を書くスキルだと解釈する人がほとんどだと思います。もちろん、これは全然間違ってはいません。

 

でも、それらのスキルを磨く前に、基礎としてしっかりと意識し、学ばなければならないことがあると僕は考えています。
それをひと言で書くと、「言葉(の意味)を曖昧にしない」ということです。

 

ひとつ、わかりやすい例を挙げます。
僕のもとには日々さまざまな問い合わせや相談がありますが、ご連絡をくれる人たちがよく使われるフレーズのひとつに、「職人に興味がある」というものがあります。

 

ちょっと、戸惑わないでしょうか?

 

受け取った僕は、「職人(になること)に興味がある」のか、「職人(を支える、応援する仕事)に興味がある」のかがわからないのです。
つまり、こういうこと。いろいろな解釈ができるので、受け取る側は迷い、戸惑うわけです。

 

流暢にトークする人、あるいは上手な文章を書く人の中にも、これらの意識が少し足りず、「もったいないなぁ…」と思うことが多々あります(正直、僕も偉そうに言えないのですが…)。結果、伝わっているようで伝わってなく、自分と相手の解釈がずれて、結果的に自分も相手も気持ちよくないコミュニケーションになってしまうことも…。

 

どんなにメイクが上手でも、ベースの肌がボロボロでは意味がありません。
それと同じで、「コミュニケーション力」「文章力」のテクニックも、「言葉を曖昧にしないこと」というベースがあってこそ。それはつまり、解釈がずれないように意識し、配慮すること。まずはここからだと思うのです。