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だから僕は、年収を“下げる”転職を選んだ

僕は今、70名程度の社員が所属する株式会社ファストコムという企業で、執行役員をやっています。そして、そのファストコムの新規事業で立ち上げた動画メディア「ニッポン手仕事図鑑」を2019年に法人化し、一応、代表取締役という肩書を持っていたりもします。

 

ここまで書くと、まあまあ華やかな感じに見えますが、僕が株式会社ファストコムに入社したときの社員数は、たったの4名でした。
そして僕は、株式会社ファストコムに転職をしたとき、前職の企業に勤めていたときと比べて、月給が10万円ほど下がりました。子どもが幼稚園に入園する直前だったにもかかわらず、そんな転職をしたのです。

 

なぜ、この決断ができたのか?

 

今、転職活動を支援する企業の多くは、「いくら年収をアップさせる? あなたなら、必ずアップできる!」という切り口で転職希望者のモチベーションを上げていますが、年収を上げるということは過去の経験や実績を売ることでもあるわけです。正直、僕も過去の経験や実績を売れば、少なくても毎月のお給料を5万円、10万円と上げる転職はできました。

 

でも、あえて僕は、年収を“下げる”転職を選びました。年収を下げるということは、過去の経験や実績が“通用しない”転職をするということ。言い方を変えると、未来の経験を買うということなのです。これはどちらが正しくて、どちらが間違っているかということではなく、何を目的に転職をするか? です。僕は自分自身がチャレンジしたい未知なるフィールドに飛び込みたかった。「未知なる」ということはつまり、未経験であること。当然、年収は下がるわけです。

 

そして今は、前職の企業で働いていたときよりも、たくさんのお給料をいただいています。未経験であるがゆえ、とにかく必死に頑張った結果でもあります。
僕が転職において大事だと思うのは、何を目的とするか? です。年収アップはあくまでも結果であり、目的ではないと僕は考えています。過去を売るか? 未来を買うか? どちらも正解。皆さんは次の転職では、どちらを選びますか?