自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

目標設定が「そうだ 京都、行こう。」になっていないか?

今日の記事のタイトルを見て、「は? どういうこと?」と突っ込んだ方も多いと思いますが…。

 

今日のメンバーとのミーティングの際、僕はこんな話をしました。
たとえば、旅行へ行くことを決めて、「京都を目指そう!」と決めたとします。でも、京都は目的地ではなく、あくまで“方向”の話。京都市内を目指すのか、僕の父親の生まれ故郷である南丹市美山町を目指すのかによってルートも移動手段も変わるし、スケジュールも変わる。あるいはそこで何をするか、誰と一緒に行くかによって、持ち物さえも変わる。同じ京都方面でも、目的地によっていろいろと変わるわけです。

 

旅行であれば「そうだ 京都の“◯◯へ”行こう」と明確な目的地を設定するのに、仕事のときは「そうだ 京都、行こう」と、目的地(=ゴール設定)を曖昧なまま出発してしまう人は少なくありません。そして、目的地に近づいた時点で「あれ、結局どこへ行くんだっけ?」と、そのときになって迷ったり、焦ってしまったり…。あるいは、もう変更できないあれこれに絶望したり…。だから、プロジェクトを動かすときは「そうだ 京都、行こう」ではダメで、しっかりと“明確に”目的地を設定しよう! とまあ、ざっくり書くと、こんなたとえ話をしたのです。

 

判断に迷ったり、スピードが遅かったりするときはいつも、目的地がはっきりと見えていないだけだったりする。そんなときは一旦立ち止まって、目的地がどこかを確認してから、もう1度歩き出せばいいのです。そして、ここも大事なのですが、目的地は変わってもいいし、ちょいちょい変わるもの。
さて、今のプロジェクトでは、どこを目指していますか?「そうだ 京都、行こう。」ではなく、しっかりと目的地を決めて、出発しましょう。