自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「Clubhouse」の“弱点”を考える

まず最初に誤解を解いておくと、僕は今後、音声SNS「Clubhouse」(のような音声でつながっていく仕組み)は定着していくと思いますし、マーケットもさらに広がっていくと考えています。そして、はじめてたった1週間ですが、「Clubhouse」でつながった人に『ニッポン手仕事図鑑』を知ってもらい、お仕事になったケースもあるので、自分自身も続けていくと思います。

 

でも、それだけに注力はしません。
「Clubhouse」の弱点を理解したうえで、僕は続けていきたいと考えています。

 

あくまでも僕が考える…という前置きになりますが、「Clubhouse」の弱点とはなにか? そのひとつが「ストックされない」ということです。

 

たとえば、このブログ。僕は6年3ヶ月以上、毎日更新を続けていますが、6年前の記事を読んでくれた人とつながることがあります。つまり、6年間で書いて、ストックしてきた2400を超える記事たちが、新しい出会いを“探し求め続けて”くれている。これは自分のアウトプットを続けていく価値のひとつ。「Clubhouse」ではできません。

 

そして、もうひとつ。
過去の自分のアウトプットをストックしていくことの価値について。

 

同じテーマで語っていても、今の自分と1年前の自分では考え方が変わっているし、ましてや3年前、6年前の自分と比べると、大きく変わっていたりする。その変化、成長がどんなものかを知る(読み返して確認する)ことで、たくさんの気付きが得られるわけです。その気付きが、明日からの自分の大きな武器にもなる。

 

さらに書くと、3年前、6年前の自分とまったく変わらない部分にも気付ける。ここは自分の中にある普遍的なものであり、自分の軸でもある。この部分に気付けることで、迷いもなくなり、行動力もアップするわけです。

 

自分のアウトプットをストックしておく価値。僕はここをしっかりと意識しながら、「Clubhouse」というツールを生かしていきたいと考えています。