自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

転職の回数は、そこそこ“多い”ほうがいい

今日は珍しく、転職についてのお話を。

 

一応、面接をして、採用を決める立場にあるので、ごくごくたまに「転職の回数は、気にされますか?」という趣旨の質問を受けたりします。

 

先に答えを書いておくと、「イエス」です。
それは決して、少ないほうがいいということはなくて、僕は5年に1回くらいのペースで転職している人に“注目する”傾向にあります(ちなみに僕は、1社目こそ2年半で退職しましたが、その後はだいたいそのペースで転職をしています)。

 

なぜか?
それは「変化する力」「対応する力」が身につくから、です。

 

企業はある意味で、「国」みたいなものだと僕は考えています。
人口(社員数)はもちろん、経済力も違うし、文化や風習、歴史、考え方や価値観は違う。トップに対する忠誠心も違う。つまり、会社を変えるということは、文化が違う国に移住して、暮らすということに近いと僕は考えています(だから、自分と合わずに去っていくことも全然悪いことではないと思っています)。

 

転職をして、その会社で馴染み、“ある程度の期間”働き、結果を出すためには、「変化する力」「対応する力」が求められる。5年に1回くらいのペースで転職している人は、そのあたりの力が自然に身についている確率が高い。だから、絶対条件ではありませんが、5年に1回くらいのペースで転職している人に、僕は興味を持つのです。

 

とはいえ、新たにニッポン手仕事図鑑のメンバーに加わってくれる方は、新卒から10年以上、ひとつの会社で結果を出してきた人。正直な話、僕は履歴書や職務経歴書をまともに見ないで採用を決めるタイプなので、まったく参考にならないと思いますが…。