自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

「下手くそで、成長が遅い人」ほど、強い“武器”が持てる

僕がはじめて就職した会社は、ライターとデザイナーを一人二役で兼任させるという方針の会社でした。つまり、自分でデザインしたページに、自分で書いた原稿を流し込む(その逆もしかり)。

 

僕は文章を書く仕事を本業にしたかったので、その当時はデザインをする時間がもったいない! もっと文章を書かせろ! と、ずっと心の中で思っていました。もっと書くと、デザインなんか、絶対にやりたくない! 嫌だ! と毒づいてさえいました。

 

なぜなら、デザインが下手くそだったから。

 

本業がライターの同僚や先輩は本当にデザインが上手で、しかも作業も早いのに、僕は遅いうえに、下手くそで…。とはいえ、逃げることはできなかったので、心の中で泣きながら、いつも作業をしていました。でも、少し自慢話に聞こえてしまうかもしれませんが、僕はその後、デザイナーとしていくつかの会社にオファーをいただきました。結果的にはそのままライターの道に進みますが、デザインを学ばせてもらったからこそ、ライター業でさまざまなチャンスを手にすることができたのは事実です。

 

で、ここまでが長い前置きで、ここからが今日の本題。
それが、記事のタイトルでもある『「下手くそで、成長が遅い人」ほど、強い“武器”が持てる』。

 

僕はデザインが苦手でした。人よりも下手で、成長するスピードも遅かった。でも、これがある意味で、“ラッキー”だった。

 

なぜなら、苦手は、試行錯誤する時間をつくるからです。下手くそであればあるほど、試行錯誤する時間が長くなる。

 

これは、下手くその特権。
その試行錯誤する時間は、パパっとできてしまうセンスがある人、器用な人には得られない時間。だから、諦めずに、遅れをとっても同じレベルに行き着いたとき、強いのは、下手くそで、成長が遅かった人。そう、強い武器は、試行錯誤する時間がつくってくれるのです。