たとえば。
会議のときに「それは間違っている!」という言葉をよく使う人がいるとします。
でも、その人が「それは間違っている!」というワードを、自分の中で“NGワード”に決めた…とする。そうすると、会議のときは反対意見を出すとしても、一旦は肯定するスタンスを貫かざるを得なくなり、次の行動(=発言)も変わる。当然、周囲の人からの見え方=評価も変わるわけです。
少し極端な言い方になりますが、ある“ひと言”をNGワードに決めるだけで、今までとは違う新しい自分のスタンスと、新しい行動が生まれたりする。落合陽一さんは「普通」という言葉をNGワードにしているそうですが、おそらくそれもきっと、自分のスタンスを貫くための「マイルール」。
実は先ほどまで、学生さんたちと「オンライン企画会議」をやっていて(めちゃくちゃ楽しかった!)、今までのオンラインでの場でもっとも学びと気づきを得られた素敵な時間になりました。それはもちろん、学生さんたちのおかげであり、社会人オブザーバーとして参加してくれたファシリテーターの大下さんや親友の丸ちゃんのおかげなのですが、僕が「NGワード」を決めていたことも、上手くコミュニケーションできた理由じゃないかなと、実はひとり、思っていたりします。
そう、自分を受け入れてもらうには、自分のスタンスを認めてもらい、共感してもらえなければなりません。そして、そんな自分のスタンスは「NGワード」を決めることで固めることができたりもする。今の自分に、自分のスタンスを決めるような「NGワード」はあるか? ひとつ決めてみると、一気に広がる景色があるかもしれません。