自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

「営業メールを送る仕事」をしている人へ

今、読んでおくべき本【随時更新】


ドラことば 心に響くドラえもん名言集

最近、『 ニッポン手仕事図鑑』や『スコップ』が少し知られる存在になってきたからか、お問い合わせフォームから「営業メール」がたくさん届くようになりました。

 

当然、送られてくる営業メールの数だけ、“送った人”がいるわけですが、ストレートに書かせていただくと、そのほとんどが“つまらない”し、“わかりづらい”。そう、工夫の「く」の字も見当たらない文章(定型文)で送られてくる。当然、そんなメールに対して、僕はリアクションをすることがありません(興味深い題材ではありますが…)。

 

さて、ここからが今日の本題です。

 

それでもこれだけの企業が「営業メール」を送り続けているということは、「効果があるから、やっている」ということです。でも、おそらくは100通に1件、あるいはその10分の1、100分の1の確率でしか、反響は出ていないはずです。

 

それが、危ない。

 

その仕事を続けていると、「100回に1回、当たればいいや」という思考が癖になる。その思考が癖になると、考える力(と、工夫しようという積極性も)が徐々に衰えていくので、工夫するべきときでも、工夫ができなくなる。工夫は、日々工夫しているからこそ、工夫したいときに工夫できるのです(ややこしい…)。

 

そして、「100回に1回、当たればいいや」という思考は、自分自身の精神も疲弊させ、消耗させていく。なぜなら、反響がないこと(結果が出ないこと)が当たり前になるからです。自己評価も低くなるし、仕事もどんどん面白くなくなっていく。

 

だからと言って、「営業メールを送る仕事なんて、今すぐやめてしまえ!」と言いたいわけではありません。
「今は100通に1回の反響かもしれないけど、どうやったら、100通に10回になるのか? 100通に50回、反響が出せる人って、世の中にいるのかな? もし田中泰延さんがこのメールを書くなら、どんな文面にするだろう?」と、そんなふうに考えて、小さな工夫を積み重ねてみてほしいと思うのです。その小さな工夫こそが、日々の仕事を面白くしてくれるし、仕事もプライベートも楽しめる思考をつくり上げてくれるからです。

 

「いや、上司が『みんなと同じ文面を送れ! とにかく量をこなせ!』っていうんですよ…」という人がいたら、それこそ営業メールを書いている場合ではありません。明日にでも辞表を書いたほうがいいと思います。そう、未来の自分のために。