自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

下手でもいい、「応援したくなる人」になろう

ふと息抜きで立ち寄った本屋さんで、『ゼロをイチにするすごいプレゼン』という本を見かけました。著者は、あの堀江貴文さん。
パッと手に取ってみると、1ページ目に「プレゼンを成功させることはゴールではなく、スタートライン」という一文が…。まるで「おい、お前! 最近、プレゼンがゴールになってないか?」と指摘されたような気がして、ついついそのままレジへ持っていってしまいました。最近は、プレゼンがゴールになってしまっているところがあり、初心に戻ろうかと…。

 

本を読み進めてみると、心得から準備、スライドの作成まで、意外と実践的かつ基本が学べる本だったので、若手のメンバーにも教えてあげようと思っているのですが、その途中、プレゼンを“上手に行うこと以上に大事なこと”が書かれていたことも、オススメしたい理由だったりもします。

 

『プレゼン下手でも「応援したくなる」人がいる』

 

プレゼンは話し手のおもてなしが大事で、聞く人にとって面白く、聞く価値がなければならない。ダメダメなプレゼンは聞く時間がもったいないので、そんなプレゼンだったら僕はすぐにスマホを見る! と堀江さんはバッサリと斬っているのですが、説明がグダグダで、プレゼンの目的が全然伝わってこないプレゼンでも、“応援したくなる人”のプレゼンは例外で、「助け舟を出したくなる」と書かれていました。

 

堀江さんが応援したくなる人とは、「ノリ」と「情熱」と「ガッツ」がある人。応援したくなる人だったら、プレゼンが下手でも味方になる人が増えて、結果的に目的を果たすことができる…。プレゼンは、目的を果たすための手段にすぎず、目的を果たせたら極論、プレゼンが下手でもいいのです。

 

そう、プレゼンが上手い人になることも大事。でも、「応援したくなる人」になるほうが、その何倍も大事。

 

「自分が成し遂げたいことを、応援してくれる人がいるか?」と、自問自答してみたとき、もし「あれっ、いないかも…」と思ったら、それは自分のノリが悪いか、情熱が足りないか、是が非でも成し遂げてやろうというガッツが伝わっていないか…。そんなことが理由かもしれません。

 

僕は今日、ある伝統工芸系のトークイベントに出ました。上手く話そうという思考を捨てて、とにかくノリよく、情熱的に語った結果、受け手にしっかりと届いた手応えがありました。だからこそ今後も、目的を果たすためのプレゼンのスキルを高めつつ、応援したくなる人になれるよう、もっとノリよく、情熱的に突き進みたいな、と。

 

下手でもいい、応援してくれる人になろう。