自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

加藤浩次さんの生き残り戦略「人がやってないことで、自分の中にあるもの」

昨日は「ニッポンものづくりフィルムアワード」の審査員を務めていただいた加藤浩次さんと、お食事をさせていただきました。アワードの当日は本当にバタバタで、審査員のお礼もろくにできず悔やんでいた僕を見て、加藤さんと僕をつないでくれた方が、一席設けてくれたのです。感謝、感謝です。

 

ありがたいことに、ニッポン手仕事図鑑の活動にとても共感してくれていて、「こんなことを、一緒にやったら面白いかもね!」と、とにかく熱く語り合った4時間。大御所感も出さず、こちらの話にも真摯に耳を傾け、わからないことはわからないと聞く。やっぱり一流には、一流になれる理由があるんだな、と。またひとり、憧れる50代ができました。幸せなことです。

 

話題はさまざまでしたが、あるタイミングで僕は「ライバルが多いお笑い芸人の世界で生き残っていくために、自分たちの個性をどう出していくか? 自分たちのブランドをどうつくっていくか? 有名になる前、どんなふうに考えていましたか?」と質問をしてみました。聞きたいことのひとつだったので。

 

それに対して加藤さんは、「とてもシンプルでね…」と前置きして、こんなふうに答えてくれました。
ちなみに加藤さんはこの日何度か、「とてもシンプルでね…」と前置きをされてから、お話することがありました。頭のいい人はやっぱり、難しいことも、シンプルに考えられる人なんだな、と。

 

で、話を戻して…。

 

「“人がやってないことで、自分の中にあるもの”を、必死に探しました」

 

とにかくこれだけを、加藤さんは必死で考えたそうです。
そして、僕が自分の中にあるものは、他人に見つけてもらったのですか? それとも、自分で自問自答したのですか? と聞いたら、「自分で自問自答しましたね」と。現場に出て、いろいろとチャレンジをして、失敗もして…。その中で自問自答を続けながら出てきた答えが、今、皆さんが頭に思い描くことができる極楽とんぼのイメージ(=個性であり、ブランド)なのです。

 

「人がやってないことで、自分の中にあるもの」
素晴らしいヒントをいただいたので、僕も自問自答してみたいと思います。
さて、何が見つかるかな?