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子どもの色鉛筆は、なぜ12色よりも24色セットにするべきか? 〜深く考える癖をつけるために、あえて選択肢を増やしてみる~

先日、ボーッとツイッターを眺めていたら、こんなツイートを目にしました。

 

ざっくりと書くと、「子どもに与える色鉛筆は、12色セットよりも24色セットがいい。なぜなら、たとえば地面を塗るとき、12色セットの子どもは茶色を使う。その理由は、“他に色がない”から。でも、24色セットの子どもは茶色にするか? 焦げ茶色にするか? 黄土色にするか? を考えて、色を選ぶことになる。これが大事で、いくつかの選択肢の中から考えることの積み重ねが、感性を磨き、思考を深めることにつながる」というような内容でした(確か…)。

 

これは社会人も同じ。
ひとつの選択肢しかない中で決めざるを得ない人と、いくつかの選択肢の中から、自分の頭で考えて、選び続ける人とでは、考える力が大きく違う。

 

でも、残念ながら社会人の多くは、12色セットを与えられた子どものように、ひとつの選択肢しか与えられず、自分の頭で考えて選ぶことができなくなっている人が多いように感じます。無意識に相手に答えを求めてしまったり、自分のベストの答えを考えるよりも、相手の頭の中にある答えを“探そう”としてしまう人が多いのは、12色セットを与えられたような環境に置かれていたからかもしれません。

 

だからこそ、ひとつの選択肢しかないときでも、自分自身で、あるいは誰かにお願いをしてでも、あえて“選択肢を増やして”もらう。いくつかの選択肢の中から考えることを積み重ねることができれば、今まで以上に感性が磨かれて、深く考えることができるようになるはずです。