自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

「自分の専門店」を、オープンさせよう

僕はひとりひとりのビジネスマンが、“ファミリーレストラン”だと思っています。

 

突然意味不明だと思いますが…。
どういう意味か?

 

ファミリーレストランがハンバーグ、パスタ、とんかつ、ラーメンを提供するように、多くのビジネスマンは世の中に、そして雇用してもらっている企業に、たくさんのスキル(=価値)を提供しています。でも今の時代、多彩な商品(=スキル)をラインナップしているだけでは、勝ち残ってはいけない…。だからこそ、「『専門性』『独自性』を出していきましょう!」と言われたりします。

 

そんなとき、自分の中にあるファミリーレストランを“一旦閉店して”、専門店になろうとする人がいます。つまり、自分のスキルのいくつかを封印して、何かの特定のスキルだけを提供する“専門店”を目指してしまうということです。

 

それは、結構危ない…。

 

僕はファミリーレストランは運営しつつ、新しい専門店をつくっていくべきだと考えています。
たとえば、僕がときおりネタにさせていただく『ジャストヨット運送』さん。丸玉運送という機械や重量物を輸送する運送会社でありながら、ヨット専門のブランドを展開しています。もちろん、ターゲットは全然違う。

 

まさにこのような形で、所属している企業では、ファミリーレストランとしての自分の価値を提供しつつ、また別のマーケットでは、専門店としての自分の価値を提供していく。僕の知っている人は、あらゆるジャンルの記事を書くライターであり、そして編集者、カメラマンとして、自分の会社に、その先にいるクライアントに価値を提供しているのですが、また別のマーケットでは、「自動車専門のライター」という“専門店”として価値を提供している。

 

これを最初から「自動車専門のライター」に特化してしまうと、この専門店がダメになってしまったら、行き詰まってしまう…。だからまずはファミリーレストランの自分を残しつつ、自分の専門店をつくって、試してみるといいと思うのです。その専門店が拡大路線でいけそうだったら、そのときに特化するかどうかを考えればいいのです。

 

さあ、ファミレスの他に、あなたは今、どんな専門店をオープンさせますか?